自転車の青切符を受け取ったらどうする?反則金の納付期限・手続き・払わない場合を確認

自転車の青切符と納付書を手元で確認しながら手続きについて考えている人物のイラスト 交通ルール・違反

青切符と納付書を渡され、手元に置いたまま「これ、結局どうすればいいんだろう」と考えている方もいるのではないでしょうか。今日中に払わないといけないのか、それとも少し猶予があるのか。払わずにいたら前科がつくのか。手元には書類があるものの、次に何をすればよいのか分からず、不安に感じている方もいるかもしれません。

まず確認したいのは、制度の全体像ではなく、いま自分の手元にある書類と、そこに書かれている期限です。青切符とはそもそも何かという説明から入るのではなく、すでに書類を受け取った人が、今日から何をすればよいかに絞って、期限の流れに沿って整理します。

この記事でわかること

  • 青切符を受け取った直後に確認すべき書類のポイント
  • 反則金をいつまでに、どこで納めればよいか
  • 仮納付の期限を過ぎた場合に、次にどうなるか
  • 反則金を納めなかった場合や、違反に納得できない場合にどうなるか
  • 自動車の運転免許や前科への影響について

結論|青切符を受け取ったら、まず納付書と期限を確認する

青切符を受け取ったときにまず必要なのは、手元の納付書に書かれた期限を確認することです。手続き全体の流れは、「取締りを受けた翌日から原則7日以内に仮納付」→「仮納付しなければ、指定された期日に通告を受ける」→「通告を受けた翌日から10日以内に納付」→「それでも納付しなければ刑事手続きに移行する」という順序で進みます。

数字だけを見ると身構えてしまうかもしれませんが、多くの場合、納付書に書かれた期限どおりに手続きを終えれば、それ以上の対応は必要ありません。大切なのは、日付を確認し、順番どおりに一つずつ済ませていくことです。なお、青切符という制度そのものの仕組みや対象となる違反について確認したい場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。自転車の青切符はどう変わる?はじめて知る人にもわかりやすく整理

青切符を受け取った直後に、手元の書類を確認する

道路脇で自転車を降り、青切符と納付書を確認する人

青切符と納付書は、それぞれ役割が違う

警察官から渡される書類は、大きく分けて2種類あります。ひとつは、違反の内容が記載された「青切符(交通反則告知書)」。もうひとつは、反則金を納めるときに使う「納付書」です。青切符には、違反した日時・場所や違反の種別など、取締りの事実に関する記載があります。納付書には、納める金額と、納付できる期限や納付先が記載されています。青切符は「何の違反で、いつ取締りを受けたか」を示す書類、納付書は「実際にお金を納めるための書類」だと考えると分かりやすくなります。どちらも今後の手続きに必要になるため、なくさずに保管しておいてください。受け取った直後に、2つの書類がそろっているかをその場で確認しておくと、あとの手続きに移りやすくなります。

反則金を取締り現場で現金払いすることはない

取締りを受けたその場で、警察官へ現金を手渡して反則金を支払う、という仕組みはありません。反則金は後日、銀行や郵便局などの金融機関の窓口で、納付書を使って納めます。

この点は特に注意が必要です。警察官を装い、その場で反則金の名目でお金を要求する詐欺が発生しています。取締りの現場で現金や送金を求められた場合は、その場で応じず、110番や警察へ確認してください。

反則金は、取締りの翌日から原則7日以内に仮納付する

銀行窓口で反則金の納付書を差し出す手元

納付書に記載された期限を最優先で確認する

仮納付の期限は「取締りを受けた翌日から原則7日以内」です。ただし実際の期日は、手元の納付書にそのまま記載されています。まずはカレンダーや手帳に、納付書に書かれた期日をそのまま書き写しておくと、うっかり忘れを防ぎやすくなります。

銀行や郵便局などの金融機関で納付する

納付書を使って、銀行や郵便局などの金融機関の窓口で反則金を納めます。窓口の営業時間内に手続きする必要があるため、期限ぎりぎりに動くのではなく、少し余裕を持って予定を組んでおくと安心です。平日に窓口へ行く時間が取りにくい場合ほど、期限の前半のうちに予定を確保しておくと、当日になって慌てずに済みます。

期限内に仮納付すれば、刑事手続きには移行しない

期限内に仮納付を済ませれば、その反則行為について刑事手続きに進むことはなく、起訴されることもありません。交通反則通告制度は行政上の手続きであり、そこで納付する「反則金」は、有罪判決によって科される「罰金」とは異なります。仮納付によって、いわゆる前科がつくこともありません。

7日以内に仮納付しなかった場合は、次の手続きに進む

行政窓口で次の手続きに必要な書類を受け取る人

忙しくて窓口へ行けなかった、期限に気づかなかったなど、事情はさまざまだと思います。7日の期限を過ぎてしまった場合も、それだけで手続きが終わってしまうわけではなく、次の段階として通告の手続きに進みます。

指定された期日に交通反則通告センターで通告を受ける

7日以内に仮納付をしなかった場合、そのまま放置されるわけではなく、青切符に記載された指定期日に、交通反則通告センターへ出頭する流れに進みます。出頭すると、あらためて「通告書」と「納付書」が交付されます。

出頭できない場合には、通告書が郵送される場合がある

遠方に住んでいるなど、指定された交通反則通告センターへ出頭することが難しい場合には、通告書と納付書が郵送されることがあります。この場合、反則金には送付にかかった費用が加算されます。

通告を受けた翌日から10日以内に納付する

通告を受けたあとの納付期限は、「通告を受けた翌日から10日以内」です。この期限内に納付すれば、仮納付のときと同じように刑事手続きへは移行せず、起訴されることもありません。7日という最初の期限を過ぎたからといって、その時点で前科がつくわけではありません。とはいえ、これは「急がなくてよい」という意味ではありません。通告後にも期限があるため、書類を受け取ったらそのままにせず、期限を確認して対応することが大切です。

反則金を納付しない場合や、違反に納得できない場合はどうなる?

自宅で青切符の内容を指で確認する人

反則金を納付しない場合は刑事手続きへ移行する

通告後の期限内にも反則金を納付しなかった場合は、刑事手続きに移行します。「そのうち払えばいい」「忘れていても大丈夫」と考えて放置してよい段階はどこにもありません。対応に迷っている場合も、そのままにせず、青切符や納付書に記載された窓口や警察へ確認してください。

違反の成立を争う場合も刑事手続きで扱われる

「そもそも違反をしていない」など、指摘された内容に納得できない場合、反則金を納付せずに違反の成立を争うという選択肢もあります。この場合は、反則金を納付しないまま刑事手続きの中で扱われることになります。ただし、これは「納得できなければ払わなくてよい」という単純な話ではありません。反則金を納付しない場合は通常の刑事手続きで扱われるため、反則金を納付した場合とはその後の手続きが異なります。事実関係に疑問がある場合は、自己判断だけで進めず、青切符に記載された窓口や警察へ確認しながら、慎重に対応してください。

青切符の署名・押印は任意だが、署名しなければ手続きが消えるわけではない

青切符の供述書欄への署名や押印(指印)は、任意で求められるものであり、法律上の義務ではありません。ただし、署名をしなければ青切符そのものが無効になる、あるいは手続き自体がなくなる、というわけではない点にも注意が必要です。署名するかどうか迷う場合も、その場の対応に不安があれば、記載された窓口へ確認してください。

青切符を受け取った人が不安になりやすいこと

机上で青切符と運転免許証を並べて確認する手元

自動車の運転免許に点数は付く?

自動車等の運転免許を持っている人が、自転車の交通違反で青切符を受け取った場合でも、通常は自動車運転免許の点数が付されることはありません。自動車の違反点数は、道路交通法に基づく別の累積点数の仕組みで管理されており、自転車の青切符(交通反則通告制度)とは別に扱われています。ただし、ひき逃げや死亡事故、飲酒運転など特に重大なケースでは扱いが異なる場合があるため、「どのような場合でも一切影響しない」とは言い切れません。心当たりがあり不安な場合は、自己判断で済ませず、警察や運転免許に関する窓口へ確認しておくと安心です。

反則金を払えば前科になる?

期限内に反則金を納付し、手続きが終了した場合は、起訴されることも、裁判で有罪判決を受けることもありません。そのため、いわゆる「前科」がつくこともありません。青切符という言葉の響きから重い処分を想像してしまうかもしれませんが、期限内の手続きで完結すれば、それ以上の刑事手続きには進みません。

書類や期限について分からないときは放置しない

納付書の記載内容が読み取りにくい、期限の数え方が分からない、といった場合は、そのままにせず、青切符や納付書に記載された窓口、あるいは警察へ確認してください。納付書を紛失してしまった場合の具体的な手続きは状況によって扱いが異なるため、この記事では一律の手順は案内しません。困ったときほど、自己判断で先延ばしにせず、早めに確認することが、結果的に一番分かりやすい対応になります。

まとめ|青切符を受け取ったら、期限と次の手続きを一つずつ確認する

青切符と納付書を受け取った直後は、何から手を付ければよいか分かりにくく感じるかもしれません。ですが、最初にすることは明確です。まず手元の書類に書かれた期限を確認し、7日以内の仮納付、通告を受けた場合は10日以内の納付という順番を、一つずつ確認しながら進めていきます。

反則金を納めれば終わり、と軽く考える必要もなければ、青切符を受け取っただけで必要以上に不安になる必要もありません。急に渡された書類に戸惑うことはあっても、まずは手元の書類と期限を確認すれば、次に何をすればよいかが見えてきます。もし書類の内容や期限に分からない点が残っているなら、そのままにせず、青切符や納付書に記載された窓口へ早めに確認してください。

参考情報・出典